1967年、自動車事故のリハビリを行いつつ精力的にスタジオ作業を進めていたジャン・ベリーが残した知られざる成果がココに!!アルバム「SAVE FOR A RAINY DAY」(1966年)の後に続くはずだった作品で、正にビーチボーイズの「PET SOUNDS」の影響下にあるレイト60Sサンシャイン・ポップです。アルバム「NILLSON BY TIPTON」でもお馴染みのコンポーザー/プロデューサー、ジョージ・ティプトンが制作にクレジットされ、西海岸ポップス・コネクションを探求する好事家には興味深すぎる内容です。CD+LPのセットでのリリースで、CDにはオリジナルのMONO/STEREOに加えデモテイクなど全29曲を収録。LPには、抜粋した10曲(本来のLPリリースに近い形でしょう)を収録しています。いずれにせよ掘りつくされたと思われていたソフトロックの鉱脈から久々に出てきた金塊と言えるでしょう。